言語教育。

2018/12/18

私たち日本人は当たり前に日本語を話している言語。
子どもは親から言葉を遺伝されているわけではありません。

「ことばは社会の基礎であると考えられるほどに、社会生活にとって極めて重要である」(byモンテッソーリ)

人間は言葉をコミュニケーションの道具として使い、また思考の道具としています。
言葉の獲得は不可欠で有り、知的な発達に大きく影響をすると考えられています。

子どもは、聴覚機能が発達し始めるのは妊娠7ヶ月頃の胎児の時と考えられています。
お腹の中でお母さんの言葉を聞き、認識し、何ヶ月も過ごしています。

生後2ヶ月頃になると、声のする方を向くようになり、話す人の口元をじっと見つめ、モグモグ動きを真似るようになります。
6ヶ月頃になると、音を重ねて発するようになり、「喃語」を意図して発せられるようになります。
この音の積み重ねが「言葉」となり、表現力となっていきます。

 
だから・・
 
何も分からない・・返答がない・・ではなく、
0歳児から沢山の言葉のシャワーを浴びせ、沢山の言葉を聞かせていくことがとても大切!!
 
「大人と一緒に生活させて、はっきりと発音される良い言葉を頻繁に聞くチャンスを保証することが大切である」とモンテッソーリ教育の中でも重要視されています。
 
でも、日常生活の中で発する私たち大人も決まった「単語」となりがちです。
 
朝起きて、「おはよう。今日はお天気だよ。 あとで公園に行ってみようね。」・・・
子どもの頭の中は、スポンジのようにドンドン吸収できるのに、いつも同じ「言葉」はもう沢山入っています。
 
意図的に沢山の意味のある言葉を聞かせることが、大切です。
 
0歳児クラスでも、どんどん毎月の「単語」として、絵とひらがなと音をリンクさせていきながら「言葉」のシャワーを浴びせていきます。
 
2歳児クラスを過ぎると、インプットされた「言葉」を合わせて「仲間分け」や「あわせパズル」など色々な方向からアウトプットしていく事を覚えていきます。 
 
幼稚園児では、「単語」から「文章へ」。 そして、気持ちや表現の仕方などを積極的に。
 
私たち周りの大人が、正しい発音できれいな会話をすることで、言葉が育つ環境を作ることが出来ます。
特別な道具を使わなくても、子どもとじっくり話したり、絵本を読んだりすることで自然に語彙を増やしてきましょう。
 

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